本間宗敬

本間宗敬
堺福音教会東京チャペル

 

本間さんとキリストの出会いについてお聞かせ頂けますか。

中学生 部活で目に怪我をし失明しかけたことが初めのきっかけでした。母の行ってる教会で癒やしが起こっていたので、連れて行かれたんですね。そしたらすぐに癒やされたんです。その後も、中耳炎を拗らし聞こえなくなるところだったのを、それも教会で癒やされたんです。そのころ、神様っているんだなと、神様の存在を実感しました。
大学受験の時に、受験に失敗して一浪したんです。その頃、自分のアイデンティティや、自分はこの先どうなってしまうんだろう、という不安を感じるようになりました。そして神様を求める気持ちがわき上がってきたんです。「よし、大学に入ったら救われよう。信仰を持とう。」と考えました。

キリストと出会って変えられてからはどんな生活でしたか?

本間宗敬-2 大学生の頃から、教会建築の仕事に携わっていました。そこは教会を建てながら宣教するというビジョンの会社でした。その頃私は教会を建築する建築家になりたかったんです。それによって神様に仕えていきたいという思いがありました。
現場では、トラブルが発生したり、怪我をすることもあるのですが、祈りによって解決されたり、祈りによって癒やされることもありました。職人さんは未信者の方でしたが、それらの出来事を通して救われる方がおこされてきたんですね。その状況を目の当たりにしなが、教会を建て上げることから、霊的教会を建て上げることに興味が湧いてきました。そしたら「あなたがやるのは、霊的な教会を建て上げることだよ。」と心を捕まれたんです。
でも、当時は朝早くから夜遅くまで働き詰めだったので、僕は Burn out してしまい、退職しました。もうお手上げ状態でした。「神様、僕はどうするべきでしょうか。もう何も考えられません。助けてください。」と祈り続けたのを覚えています。
すると牧師から新聞社(キリスト教系)の記者募集があると聞かされました。自分の中には「魂の救いに関わることがしたい。」という思いが消えていませんでしたから、導かれているのかなと思いました。「私は自分自身を神様に委ねます。導いてください。」と祈ったときに、すごい平安が与えられたんです。そして就職することになりました。また、「もしかしたら将来献身するのかな?」と思い始めたのもこの頃でした。今から10年ほど前のことでした。
それから献身への思いは強くなっていったんですが、今から5年前に、通っていた教会が牧師の高齢化で解散したんですね。それから家内の行ってる教会に身を寄せるようになりました。また時を同じくして、新聞社は会社都合で退職することになりました。私はもう少し働いて貯金をしてから献身しようと思っていたので、自分の計画よりも退職が早まった感じでした。
献身はしたい。でも収入が無く生活自体も危うい。と言う現実の中、やはり不安を感じていました。その時み言葉は示され続けたんです。ヨシュア記1:9 「わたしはあなたに命じたではないか。強くあれ。雄々しくあれ。恐れてはならない。おののいてはならない。あなたの神、主が、あなたの行く所どこにでも、あなたとともにあるからである。」デボーションをしているとき、集会のメッセージで、友人宅の壁に飾られていたり、ワーシップCDを聞いている時、と半年ほど続きました。「あなたは、厳しい状況の中にあっても私に従いますか? 私は共に居ます。私の道は平安な道です。恐れてはなりません。」と語り続けてくださっていたんです。それを通して、「神様と共に歩む道は平安な道なんだ。」と自分の中に献身への確信が与えられました。

なぜKBI関西聖書学院を選んだんですか?

KBIに決めたのは、今の教会がJEC(日本福音教会)に属していたので、そこの神学校と言えばKBIという流れは確かにありました。ですが、新聞社に勤めていた頃に、神学校からは広告をいただいていたので、いくつもの神学校のことは知っていました。それでも、KBIがいいなと思っていた点は、神学的中庸、伝統的に堅すぎず、前衛的過ぎず、福音の真ん中を捉えているところ。それから十字架と聖霊と宣教の3本柱ですね。私は家族持ちなので、家族寮があるというのも入りやすかった一つの理由です。

KBIに入学してみてどうですか?

本間宗敬-3 もう少しアカデミックな感じかなと想像していました。実戦的な学びがとても多いですね。色んな所に出かけていって集会するとか、愛隣地区へ出かけていって人々と話をしたり、祈ったりもします。毎週「作業」という時間があって、学校の掃除や修繕などを行います。こういったときに、チームワークやリーダーシップが試されます。仕えること、従うことを通して自分の深い部分がドンドン試されていきますね。そして自分とは生まれた環境も育った環境も、それから聖書のみ言葉に対する考え方、捉え方も違った人たちと受け入れ合うことも学びます。
そして自分が神様から与えられているビジョンは本物なのか?と日々問われます。自分の内側にある肉的なこと、聖くない物、神様にふさわしくないことが一つ一つ主の光に照らされ問われます。

最後に卒業後のビジョンを聞かせていただけますか。

国内の開拓をしたいと考えています。なので、総合力、行動力、創造力、統率力、社会との接点において毎日練り上げられるKBIの学びは、必ず活かされると実感しています。神様のことを知る知識だけで開拓できるとは思いませんし、チームワークやリーダシップ、人との係わり方、実際に教会を建てるときに必要な事、つまりバランスの取れた総合力が私には必要で、それに向けて神様が今、最適な学びの場を与えてくださっているんだと確信しています。

本日はありがとうございました。
インタビュー:2014年9月
インタビュー制作:トゥルース